森林整備
健康な山造りの基本作業
以下の作業をすることで、洪水を防止したり、土砂の流出や崩壊を防ぐなど、
国土保全の役割を果たす健全な森林が育成されます。
森林は、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止、木材を始めとする林産物の供給など、多面的機能を有しており、所有者のみならず地域の生活・経済に大きく貢献しています。
こうした機能が将来にわたって発揮され、地域の森林資源が適切に利用されるよう、間伐や作業道の開設、伐採後の再造林や保育を行っています。
植栽
下刈
枝打
除伐
間伐
施行事例
植栽
配列位置に注意し、1本1本手作業で植えていきます。
従来の苗木とともに、近年は植生適期がより長いコンテナ苗も使用しています。
下刈
植栽した苗木の成長を妨げる下草や灌木を刈り払います。
一般に植栽後の数年間、春から夏の間に行います。
除伐
植栽した樹木の生育を妨げる他の樹木や、形質の劣る植栽木を切り除きます。
保育間伐
育てようとする樹木同士の競争を軽減し、適度な空間が確保されるよう、込み具合に応じた一部樹木や育成不良の樹木を伐採します。間伐材は、森林の作業や管理に通う歩道作設のため現地で利用されるほか、土砂流出防止のために森林内に残されます。
特殊伐採
森林整備で培われた伐採技術やロープワーク、作業車を動員して、家屋や施設周辺の支障木を伐採・処理します。